R100-02認定制度スタート
国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(UNECE/WP29)において、バッテリー式電気自動車に係る協定規則100号第2部(R100-02)が採択され、2016年7月15日以降、新車型式登録を行う車両には、再充電可能エネルギー貯蔵システム(REESS)に関する安全要求が義務付けられました。各方面の意見を参考にし、我々JIMAは団体として、市場を停滞させる事なく車検証を取得できる認定制度をスタート致しました。
R100-02 認定内容
国土交通省自動車局技術政策課様とも協議を重ね、車両に搭載するバッテリー単体での推奨ではなく、バッテリーマネージメントシステム(BMS)、充電・安全装置をセットにし、REESSユニットとして認定を行う事により、「改定された安全要求8項目を満たすと判断出来る」という結論にいたりました。この事は、国土交通省自動車局より自動車技術総合機構様(NALTEC)及び軽自動車検査協会様へ通達が行き渡っています。JIMA認定試験は、製造現場での立会試験または、試験場所での持込試験を行っています。
2018年1月現在までの実績
株式会社シンクトゥギャザー製
EVバス(eCOM-10)
シンクトゥギャザー社
整備工場
株式会社オズコーポレーション製
コンバートEV
株式会社オズコーポレーション製
コンバートEV
EVhonda製
コンバート軽EV
EVhonda社
整備工場
電動バス4台、コンバートEV車両2台(リチウム及び鉛バッテリー)、計6台の認定を行い、自動車検査証を取得しています。
今後も、様々なEV車両の認定車が控えており、その都度、車両に対応した試験方法を検討し、安全かつ適切に試験を行って参ります。